先日、と言っても1か月ほど前になりますが以前から欲しかったマクロレンズをついに手に入れたので紹介してみたいと思います。
smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
私が購入したのは純正のPENTAX smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WRです。 こちらのレンズ、発売が2009年ということでレビュー記事は探せば山ほどあります。 ただまぁ今回は気にせず書いていきたいと思います(笑)
純正レンズで比較
純正でのマクロレンズは
- HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
- smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8
- smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
の3種類がラインナップされています。 それぞれ焦点距離が35mm、50mm、100mmと広角、標準、中望遠をカバーする単焦点レンズです。 焦点距離で選ぶとなるとマクロ撮影としては100mm前後が被写体との距離が取れて使いやすいと言われてます。
サードパーティ製では
サードパーティ製でマクロレンズといえば、タムキューことSP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 Model272Eが有名です。 この両者、価格面で見るとタムロンの方が若干安価です。 機能面での大きな違いは簡易防滴機能の有無です。
純正レンズの方はWRの名を冠するように簡易防滴機能を備えていて多少の雨等は平気です。 タムロンの方は後継モデルのF017では防塵防滴対応のようですが、ペンタックスに対応するKマウントはラインナップにはありません。残念。
ということで純正という安心感も合わさりD FA MACRO 100mmを購入しました
レンズスペック
焦点距離(35mm判換算) | 100mm(153mm) |
解放絞り値 | F2.8 |
最小絞り | F32 |
画角 | 16° |
レンズ構成 | 8群9枚 |
絞り羽根枚数 | 8枚 |
最短撮影距離 | 0.303m |
最大撮影倍率 | 1.00倍 |
フィルター径 | 49mm |
最大径×長さ | 65×80.5mm |
質量(重さ) | 340g |
ということになります。 ただ単に公式サイトから引用しただけですが、、、
届いたレンズを見てみます
ボディはアルミ削り出しで触るとひんやり冷たいです。 これはLimitedレンズに見られる仕様みたいです。(私はほかのLimitedレンズは持ってません...)
こちらのレンズですが、
フォーカスを合わせようとすると鏡胴がうにょ~んと伸びてきます。 またボディ内モーター駆動なので、AF時では「ギュイーン」と盛大な音を出してピント合わせを行います。
特に意味もなく黒背景でも撮影しました。
実際に撮影しました
簡単な紹介も終わったところで実際に外に出て撮影へ行きましょう!
花の撮影
マクロレンズといえば花の撮影を真っ先に思い浮かべました。
こちらは先日の神戸フォトウォークでの写真。 雨の中での撮影でしたが、簡易防滴機能を備えているので何ら不安もなく撮影できました。
続いて須磨離宮公園。
チューリップを撮ってみました。同じようなアングルになっちゃいますね。
風景撮影でも
マクロレンズといえばマクロ撮影したくなりますが、100mmの単焦点レンズとして風景撮影でも問題なく使用できます。 この時はレンズ交換せず付けっぱなしで撮影してただけなんですがね。
とはいえ室内で使用すると100mmは若干長く苦労しました。 この写真を見ると、玉ボケは綺麗に出ていますね。
物撮りにも適したレンズ
物撮りには100mmくらいのマクロレンズが最適!とよく耳にします。 最初は「へ~そうなんだ」てくらいに思っていたのですが、きちんと説明しているブログを見つけてなるほど、と納得しました。
被写体に寄れるからマクロレンズがいいのかな?と思っていたのですが、中望遠の焦点域だと”被写体の立体感を残しつつ、正しい形状を保つ焦点距離であるから”なのですね。 勉強になります。
物撮りの例はこちら
このレンズそもそもは雛人形の撮影をしたくて購入したものでもあります。
背景紙をちゃんとおいての物撮り。 こちらは現像含め勉強中です。もっとかっこよく撮ってみたいものです。
感想とか
初めてマクロレンズを手にしたわけですが、どこまでも寄って撮影できるっていうのは楽しいですね! 小さいものをクローズアップして撮影したら普段見えないものを見ることができて新鮮です。
ただ、やはりピント合わせは難しい。 寄って撮影するため被写界深度はゲキ浅です。自分がちょっと前後に動くだけでピントがずれてしまいます。 また屋外撮影の時は風にあおられて動いただけですぐにピントが外れてしまいました。 1か月ほど使用してようやく慣れてきた感じでしょうか。
しかしピント合わせが難しい分、ばっちりハマったときの感動はひとしおです。 マクロレンズ、ぜひ手にしてみてください