アストロトレーサーを使いたかっただけの星景撮影in四国カルスト

—アストロトレーサー

      それはPENTAX機に与えられた技の1つ—

 

↑に深い意味はありません笑

 

どうも、こんにちは。

月神戸ファインダーのAkiさん主催、神戸フォトウォークに参加して以降写真撮りたい欲が沸々と出ている私です。

フォトウォークの記事はコチラ

 

 

www.tomod-camera.work

 


 

 

そんな私の今年撮りたい被写体の1つに星空がありました。

星の撮影ってなんだか難しそうでなかなか撮ろうとはしてなかったのですが、今回高知県へ遊びに行くことになりせっかくなので!ということで星景撮影にチャレンジしてきました。

 

アストロトレーサーって?

冒頭に出てきたアストロトレーサー。

これはPENTAX機に搭載されている独自機能の1つです。

対応機種に装着すると、カメラ本体に内蔵した手ぶれ補正機構“SR(Shake Reduction)”と連動して簡易的な天体追尾撮影が行なえる“アストロトレーサー”を搭載しています。

(中略)

専用の赤道儀等を使用することなく、三脚だけで簡易的な天体追尾撮影が楽しめる便利な機能です

 

こちらのページは別売のGPSユニット、O-GPS1の紹介ページになるので"対応機種に装着〜"という出だしで始まっていますが、K-3 II、K-1及びK-1 IIは本体にGPS機能を内蔵しているのでそのまま使用することができます。

 

星景撮影に必要な赤道儀というものを私は見たことも使用したこともないので、どれほど画期的な事かは分かりません。

ただお手軽に星景撮影が出来る!との事でいつかは使ってみたいと思っていたのでした。

 

ロケ地は四国カルスト

四国カルスト(しこくカルスト)は、愛媛県高知県との県境にあるカルスト台地。標高は約1,400m、東西の幅は約25km。

日本三大カルスト四国カルスト山口県秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、その中でも最も高い標高からは石鎚山などの周辺の山々が一望できる。

Wikipediaより

 

高知県で星を撮るにはどこがいいだろう?と探した結果、高いところに行こう!と思い立ち四国カルストに決定しました。

高知市内から2時間程度で行くことが出来ます。

 

また四国カルストには天狗荘という宿泊施設がありますのでそこへ宿泊する事としました。

 

まずは昼の間に下見

明るいうちに四国カルストがどんなところか見て回りました。

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カルスト地形とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)であるといいます。

なんのこっちゃ?て感じですが、草原の中にポツポツとある大きな岩が特徴的です。

 

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風車もありました。

高原には牛も放牧され、とても牧歌的な景色を楽しめまます。

のですが、冬の季節は水道管が凍結し牛たちに水を上げれないためふもとの牧場にいるみたいで見れませんでした。残念。

 

 

 

 

 いざ星撮影!

下見を終えたら一旦施設へ戻ってお風呂とご飯を済ませます。

そんなこんなしてたら時刻は20時。

外は真っ暗です。

 

早速1枚撮影しました。

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ん~?まあまあかな?建物を入れたので露出オーバーを恐れ肝心の星が写ってないですね。

 

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こちらは良さげ!

オリオン座もはっきりと見えます♪

 

場所を移しました。

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 星が密集してます。

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これは天の川なのでしょうか?この写真を確認したとき感動しました♪

ちなみにカメラの設定は、f/3.5、SS60秒、ISO3200、焦点距離28.0mmです。

(アストロトレーサー使用)

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風車と一緒にもかっこいいですね。

アストロトレーサーを使用して星を点像で撮影した場合、シャッタースピードが長いと星が流れない代わりに地上の風景が流れてしまいます。

この写真も同じく60秒ですが、28.0mmの焦点距離だと気になるレベルではありません。

 

逆にアストロトレーサー機能を切って星の奇跡をつなげた写真にも挑戦。

合成2

15秒露出×175枚で合成しました。

ちょっとうるさかったかな~。こればっかりは帰ってから合成してみないとわからないのでしょうがない。

 

車と一緒に撮影

もう一つやりたかったことは車と星の撮影です。

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いい感じに撮れました。

もちろん辺りは真っ暗なので車だけストロボでピカッと照らしてあげました。

 

IMGP8508-Edit.jpgこちらは星の写真とポジションライトだけ点灯させた写真の2枚を撮影し合成。

狙った通りに仕上がって満足満足。

 

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天の川と一緒に。かっこいいです。

 

レンズプロファイル補正はしないほうがいい?

私は現像する際は考えなしにまずレンズプロファイル補正を適用していました。

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今回使用したD FA28-105は広角側の歪みがあってそれを補正する目的です。

 

今回の星の写真も読み込んでまず補正。

ところがどうでしょう。

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左:補正なし 右:補正あり

するとどうでしょう。歪みは補正されましたが、周辺減光も一緒に補正され若干不自然になった気がします。

これはこれでありかもしれませんが、私は補正前のほうが好きですかね~

 

なんにでも補正かけたらいいってもんじゃないって勉強になりました。

 

 

終わりに

初めて本格的に星の撮影にチャレンジしましたが、初めてのわりに結構満足のいく結果になりました。

これはハマりそう。

 

しかしここまで撮ってきて不満点が出てきました。

 

 

もっと広角レンズ欲しい(笑)